しかも右なんですよね...
スタンド駐車で加重の行く左が早い車種は時折見かけますが...
乗っても停止寸前に右に取られる症状も解消して居ます... ナニコレ (・。・;
路面も人間もアレですけどね...
他の個体でも、同様の事が起きて居ます。
炎天下の屋外駐車暦が在った事が共通点な位ですねぇ... マジで熱膨張かしら... ( ´艸`)
ひょっとすると、アクスル構造による、締結ストレス起因かも知れませんけど...
カワサキなヒトの組むホンダのアクスル周りですと、その可能性は低い訳です。
一度組みなおし、不快なシールは交換しちゃいましょうと言う事で
ちなみにこのフォークは前回のOHから1万キロ未満です...。
後に触れますが、インナー表面も健全な状況です
そこも不可解な...
RC42の七不思議かしら
オイルは、サスペンションチューニングで著名なテクニクスさんのにしました。
初採用です。 フォークオイルの性能差ってナニを要視なさいますでしょうか?
私は色々ですけど、今回はお試しですね。
この42は、そんなに遠くに行かないと読んでいますので。
シールは純正にしましょうね
社外ですと、この案件の解決に向きませんから。
一応細かく点検を含めて行いましょう。
以前見て居て、その後に転倒等は有りませんが
記録です。
アクスルシャフトの曲がりを定盤でチェック
問題無いです。
その内、クロモリで造りましょうかねぇ~♪
タイヤの現ラウンドです。
タイヤはちょっと前に、前オーナーが他所で変えてくれて居ます。
ミシュランのロード6
溝残はマダマダ大丈夫です。
ベアリングのガタチェックをしました。
問題無し。
前回、タイヤ交換した時に、他店で社外に変えて在ります。
と言う事は、交換店は、Nっぷすですね。
ブレーキパッドは、RKのMA-Xで、残3.5㎜と言う感じでしょうか
ピストンの腐食も大丈夫。ダスト清掃と簡易揉み出しチェックして置きました。
問題無し。
フルードは、マスターシリンダー交換の時に変えてますので、そろそろ1年強に成りますから、ボチボチ変えます。
まぁキャリパーOHするよりは、ブレンボキャスト化が早いですかね。
RC42は
さぁフォークに戻りましょうか
分解したフォークは、優良な原液式パーツクリーナーのドラム缶に漬けて、ザブザブと下洗いします。
下洗いの後に、循環式の洗浄台へ移し、再度同じパーツクリーナーで仕上げ洗いをします。
各部をチェックしながらですね
前回のから時間が経ってませんので、オイルもまぁまぁ綺麗でしたし、内部の稼働部品にも劣化や摩耗は有りません
左右も混ぜると結果が解りませんので分けて行きます。
メタル関連もアタリが出たばかりの感じで、荒れも無く良く動きます。
画像で解りますでしょうかね?
インナーシートパイプは、姑息なファインチューンして有りますので、ノーマルに比べて、少しスポーティな走行に対応する動きをする様にして有ります。
Matrisのカートリッジキットが出来る迄、何台も施して来て好評な加工で、サーキットを見越した様なキャパを持つ仕様変更では有りませんが、ピッチングが穏やかになりますので、ワインディングで少し攻め込んだ位ならフィーリングナイスです。
中古車ですのでね
そんなにカスタムしません。
基本データを大きく変える事は無く、シートパイプ油路と、オイルの動粘度が変更されて居ます。
その他自由長等の劣化をマニュアル数値基にチェックして置きました。
問題なしです。
画像は組立て後ですが
組立前にステム下のストローク摺動部を、ラッピングペーパー(細かいヤスリ)で、ラッピング処理してます。
その工程で、インナー表面の飛び石や線傷等が在れば解ります。
綺麗な物で、シールを引っ掻く様な傷は有りませんがねぇ... (^_^;)
払拭の為に、軽くバフ研磨ポリッシュをして、表面粗度を均して置きました。
アンダーブラケット(三つ又/ステム)部に、1個、飛び石起因と思われる凹穴が居ます。
均してみましたが消えないです。
周辺に錆は無いので可能性は低いですけど、締め傷や、移り錆の可能性もありますでしょうかね。
ここは100%ストロークしませんので、問題無しとしましょう。
しかし
相手側に錆が出て居ましたので
普通に乗ってたら起こる事ですけどね... (^_^;)
錆を研ぎ付けて、ウォータープルーフグリスで処理して置きました。
因みにステムベアリングの交換をしてからは、2年経つかなくらいです。
異常な感触は無しです。
インナースプリングのイニシャルカラーはスチール製です。
フォーク内部は結露等により水分が発生します。
上部に位置するこれ等は、オイルも浸からずに錆がちです。
少し根が入りつつあるか? 位の錆が数か所出来て居ましたので、まずは薬品で処理
その後に、両頭のワイヤーブラシで研磨して落としてから、再度薬品処理をした状態
ペットボトルが丁度良い感じの桶に (^▽^;)
長期防錆薬品でフィニッシュします。
これも酸性ですけど、酸にも色々有りますからね。
科学の力を拝借します。
表面の改性に数時間要しますので、漬けこんで置いて
組立を進めます。
各部に防錆超粘着グリスを塗って、組立て行きます。
画像はエア抜き中の画像
細かい気泡も出なく成る迄行います。
私は後ほど、もう1回エア抜きをするんですけどね... (;´▽`A``
1回目のエア抜きです。
ウォータープルーフのグリスが着いた手は10代の水弾きです♪
少しでも湿気(水分)が、対象物に在ると、塗布すら出来ないと言う強靭なグリスです。
船舶用品です。
面舵いっぱーい
って、免許取る時に言わない様だ...となり
やはり
試験時に言いたくて仕方なかった西の血混じりが居ました
育ちの悪さが浮き彫りです
こんな感じで
ハッキリ水分を寄せません
ロウワックスでも良いですけどね
と言う事で、インナーチューブを始め、マリングリスで、10代並みの強防錆済です。
そうこうしてると
防錆処理も完成♪
艶が引いて黒めいて来たらOKです。
中も同様に綺麗になり、小錆も在りません。
これにも防水グリスを塗って組み立てまして
トップキャップを組んでから、何度か天地をひっくり返してオイルを上部にも送りまして
その後に2度目のエア抜きをして完成です。
大きく変化は感じませんが、ハリは出た感触は有ります。
新品オイルですから。
あ
完成画像とかは無いです
そんなRC42は、現在104873キロに到達
エンジンのナラシもココ迄来ると完全終了と言って良いでしょうかね♪ 好調です。
同じ設計の、CBX750Fのシリンダーヘッドを組んで居ますので、STDのRC42とは少しだけ違うこのRC42
面白いですよ。